2015-01-01から1年間の記事一覧

民主主義という偽善

一般の人たちが民主主義と思わされているものは、決して民主的ではない。議会制民主主義は本当の意味では民主主義ではない、あるいは、民主主義は民主的ではない、とも言える。民主主義は資本主義と表裏一体であり、資本家の利益ためには機能するが、民衆の…

嘘という威圧

ときどき、どうにもこうにも我慢ならないときがある。 なぜ、ああもいけしゃあしゃあと嘘をつけるのだろう? ひょっとすると、まさか自分が嘘をついているなどとは露ほども思っていないのかもしれない。そうでなければ、そんなに明白な嘘をついて誠しやかな…

善悪はおまじない

多分、この地球上の文明のある所のほとんどで、善悪の存在や定義を、生まれて間もない頃から教え込まれている。しかし、そもそも善悪とは何だろうか? 性善説や性悪説とかいう議論もあるように、人の行いには善や悪の評価が下される。辞書による定義は別にし…

思い

私が若い時に働いていた職場で、ある同僚が一人の上司を凄く嫌っていた。私はその同僚よりも後でその職場に仲間入りしたため、そもそも何故その同僚がその上司を嫌っていたのか詳しくは知らなかったが、さしずめ、評価に値しない部下が自分を評価してくれな…

「変わる」ということ

変化は安定である。 私は若い頃、自分は変わってはいけない。変わる必要はない、と思っていた。子供の頃から色んなことを考え、少しずつ価値観を形作り、自分なりの哲学や宇宙観を築き上げ、青年と呼ばれる頃には、それなりに何にでも対処できる理論武装を身…

恐れるということ

恐れる、ということは、否定的な現実を選択しているということです。人はうまくいっているときでさえも、ついつい不安を抱き、今の好調は続かないかもしれない、という軽い疑念を持ち始め、だんだん不安が大きくなり、やがて恐れとなり、確信に達すると現実…

自己監視

自分を監視することはとても重要だ。しかし、徹底して自分を監視している人をほとんど見たことがない。そこそこやっている人たちと、ほぼやっていない人たちを合わせるとほぼ全てかもしれない。 ほぼやっていない人たちは、そもそもそうすることの必要性や効…

自分の子供が大好きで愛おしいならば

私は、自分の子供がとてもとても大好きだ。何を当たり前のことを、と言われるかもしれないが、理屈ではなく単純に大好きだ。自分がこの世に生まれてきて今まで持った感情の中で、自分の子供を愛おしく感じる以上の幸福感を味わったことがない。 もちろん、子…

日本人として

私は日本人として日本で生まれました。 そこはアメリカに戦争で負けて、アメリカの軍隊が駐留している不思議な独立国でした。 原子力爆弾を世界で唯一、しかも2発も落とされた被爆国でした。 散々な負け方をしたので、戦争をしないことを憲法で誓う国になり…

二元

あなたがもし善人と呼ばれているなら、あなたの周りには悪人がいる。 善人とは、悪人に対比した用語だからだ。 この世に悪人と呼ばれる人たちがいなければ、あなたは決して善人とは呼ばれない。 あなたはただの普通の人だ。 あなたがもし大金持ちと呼ばれて…

「期待」の罪

私は他人とはほとんど全く口論することはないが、家族とはしばしば口論をする。これは、他人に対して期待をしていない一方、家族には勝手に期待をしているからだと思う。 期待というのは、実に利己的な心の状態で、相手の都合や思惑に関係なく、一方的に相手…

ネガティヴ

自分が非難するものは失うことになる 自分が恐れることは現れることになる

一切判断しない

自分の世界に起こったあらゆる事象について判断を下さないことを心がけている。 例えば、自分以外の人の言動に対し、正しいとか間違っているとか、好ましいとか好ましくないとか、判断のニュアンスは多様だが、そこで常に行っているのは、相手自身ではなく自…

モノも生きている

今でこそ、誰かが物を雑に扱うのを見ると心が痛むが、かつての私はかなり物を粗雑に扱う不届き者だった。青年期頃までの私は、モノを片付ける際は、できる限り投げて済ますようにしていた。ゴミをゴミ箱に投げるのは勿論、帰宅した粗野な小学生がランドセル…

顔は心の鏡?

人の顔がその人の中身をよく表しているというのは、古くから広く言われてきたことだと思うが、その考えに頼り過ぎると、その人となりを見誤ってしまうことがある。確かに犯罪者のような悪人と呼ばれる人たちの顔は怖かったり陰鬱だったりすることが多いし、…