このブロブを前回更新して以来、約4年ぶりとなる。 この4年間には、世界でいつくかの大きなことが起こった。 その時期を飛び越えて今、久しぶりにブログを書くことになったのは、それらの大きな世界の変化に翻弄されていたわけではなく、むしろ、個人的な…
人間は、常に絶対肯定してくれる存在を必要とします。人生において遭遇する様々な失敗や苦難を乗り越えて前に進むためのエネルギーとなるからです。その絶対的肯定は、通常、自分の親から注がれる、見返りを求めない愛、無条件の愛であり、親が存命していよ…
唯一の違い、そして対極的な違いは、 自分をコントロールするか、コントロールされるか、だ。 そしてそれは、意識しているか、意識していないか、の違いでもある。
私は、いつだったかは忘れたが、少なくとも5年以上前に、朝のマイカー通勤途上の空が以前よりも白くかすんでいることに気付いた。その日だけのことではなかった。夏から初秋の晴れの日には透き通っているはずの青空が、まるで薄白いフィルターをかけられた…
もし、あなたが、生きていてしっくりこなかったり、浴びせられている情報に直感的に疑問を感じることが度々あるのならば、それは、あなたに真の知性があるという証拠です。 あなたの周りを見渡して下さい。テレビや新聞から流される画一的な情報を事実だと思…
先日行われたアメリカ合衆国大統領選挙の結果とその前後に関することについて、取り敢えず私見を述べてみる。 まず、結果については、事前に予想を表明しなかったからには、後付けでどうにでも言えるのでは、という批判を覚悟で触れると、少なくとも二者択一…
あなたが生まれてから今まで生きてきた間に当然のように受け入れ当たり前と思っていること、言い換えれば常識、これらは誰かがあなたを隷属させるための罠かもしれません。 「生きるためには(生計を立てるためには)働かなくてはならない」ということは当た…
あなたたちが知っていると思っていることは真実ですか? それらはテレビから得たものですか? 新聞や雑誌からですか? インターネットからですか? 知人からですか? それらが嘘や勘違いではないと誰が保証しましたか? あなたたちは、それらの情報の真偽を…
一般の人たちが民主主義と思わされているものは、決して民主的ではない。議会制民主主義は本当の意味では民主主義ではない、あるいは、民主主義は民主的ではない、とも言える。民主主義は資本主義と表裏一体であり、資本家の利益ためには機能するが、民衆の…
ときどき、どうにもこうにも我慢ならないときがある。 なぜ、ああもいけしゃあしゃあと嘘をつけるのだろう? ひょっとすると、まさか自分が嘘をついているなどとは露ほども思っていないのかもしれない。そうでなければ、そんなに明白な嘘をついて誠しやかな…
多分、この地球上の文明のある所のほとんどで、善悪の存在や定義を、生まれて間もない頃から教え込まれている。しかし、そもそも善悪とは何だろうか? 性善説や性悪説とかいう議論もあるように、人の行いには善や悪の評価が下される。辞書による定義は別にし…
私が若い時に働いていた職場で、ある同僚が一人の上司を凄く嫌っていた。私はその同僚よりも後でその職場に仲間入りしたため、そもそも何故その同僚がその上司を嫌っていたのか詳しくは知らなかったが、さしずめ、評価に値しない部下が自分を評価してくれな…
変化は安定である。 私は若い頃、自分は変わってはいけない。変わる必要はない、と思っていた。子供の頃から色んなことを考え、少しずつ価値観を形作り、自分なりの哲学や宇宙観を築き上げ、青年と呼ばれる頃には、それなりに何にでも対処できる理論武装を身…
恐れる、ということは、否定的な現実を選択しているということです。人はうまくいっているときでさえも、ついつい不安を抱き、今の好調は続かないかもしれない、という軽い疑念を持ち始め、だんだん不安が大きくなり、やがて恐れとなり、確信に達すると現実…
自分を監視することはとても重要だ。しかし、徹底して自分を監視している人をほとんど見たことがない。そこそこやっている人たちと、ほぼやっていない人たちを合わせるとほぼ全てかもしれない。 ほぼやっていない人たちは、そもそもそうすることの必要性や効…
私は、自分の子供がとてもとても大好きだ。何を当たり前のことを、と言われるかもしれないが、理屈ではなく単純に大好きだ。自分がこの世に生まれてきて今まで持った感情の中で、自分の子供を愛おしく感じる以上の幸福感を味わったことがない。 もちろん、子…
私は日本人として日本で生まれました。 そこはアメリカに戦争で負けて、アメリカの軍隊が駐留している不思議な独立国でした。 原子力爆弾を世界で唯一、しかも2発も落とされた被爆国でした。 散々な負け方をしたので、戦争をしないことを憲法で誓う国になり…
あなたがもし善人と呼ばれているなら、あなたの周りには悪人がいる。 善人とは、悪人に対比した用語だからだ。 この世に悪人と呼ばれる人たちがいなければ、あなたは決して善人とは呼ばれない。 あなたはただの普通の人だ。 あなたがもし大金持ちと呼ばれて…
私は他人とはほとんど全く口論することはないが、家族とはしばしば口論をする。これは、他人に対して期待をしていない一方、家族には勝手に期待をしているからだと思う。 期待というのは、実に利己的な心の状態で、相手の都合や思惑に関係なく、一方的に相手…
自分が非難するものは失うことになる 自分が恐れることは現れることになる
自分の世界に起こったあらゆる事象について判断を下さないことを心がけている。 例えば、自分以外の人の言動に対し、正しいとか間違っているとか、好ましいとか好ましくないとか、判断のニュアンスは多様だが、そこで常に行っているのは、相手自身ではなく自…
今でこそ、誰かが物を雑に扱うのを見ると心が痛むが、かつての私はかなり物を粗雑に扱う不届き者だった。青年期頃までの私は、モノを片付ける際は、できる限り投げて済ますようにしていた。ゴミをゴミ箱に投げるのは勿論、帰宅した粗野な小学生がランドセル…
人の顔がその人の中身をよく表しているというのは、古くから広く言われてきたことだと思うが、その考えに頼り過ぎると、その人となりを見誤ってしまうことがある。確かに犯罪者のような悪人と呼ばれる人たちの顔は怖かったり陰鬱だったりすることが多いし、…
複数の人の間にある関係のほとんど、いや、もしかしたら全てにおいて、主従の立場が成り立っている。単純な形から極めて複雑な状態までを含め、主従関係というものは確実に作用している。子供がある一定の年齢に達するまでの親子関係。職場における上司と部…
前回の記事の中で「奴隷」、「奴隷制度」という言葉を、マトリックス(映画)に示唆されたような現実世界に囚われた人々のように無意識に搾取され続けている大多数の庶民と呼ばれる人々や、そういう搾取システムのことを指す意味として使ったところ、記事を…
一昨日、我が家のリビングに掃除機をかけていたとき、ワイドナショーという番組が誰が観たいわけでもなく家のテレビに映っていた。掃除機の音にかき消されながらしばらくは気にかけていなかったが、そのうち掃除機のスイッチを切って見入っていた。やがて話…
こんな歳の暮れの忙しい時期に、新しいブログをスタートさせた。 なぜ今日なのかというと、「思いたったが吉日」だからである。 そもそも「忙しい」という言葉は好きではない。というかなるべく発声したくない。 人から「忙しい」と言われて肯定的な印象を受…